2024.12.25 コラム
請求書って人が作成するものですか?
素朴な疑問
会議室にはピリピリとした空気が漂っていた。部長の杉本は眉間に深い皺を寄せ、
部下の田中を見つめている。
「田中君、また請求書にミスがあったらしいね」
静寂を切り裂くような言葉に、田中の顔がさっと曇った。
「す、すみません、部長。でも、ちょっと伺いたいんですが……そもそも請求書って
何で必要なんですか?」
田中の唐突な問いかけに、杉本は驚いたように目を細めた。
「そんなことも分からないのかね?請求書がなければ、我々は仕事の対価として
お金を受け取れないだろう?」
「えっ、それは何故ですか?」
杉本の答えに疑問を重ねる田中に、彼は一瞬言葉を詰まらせた。部下の意図が
読めないのか、険しい表情がさらに深まる。
「何故って、田中君……うちがどれだけ仕事をしたのか、きちんと取引先に示す
必要があるだろう?」
田中は首をかしげながら、少し間を置いて言った。
「そのための納品書じゃないんですか?どれだけ仕事をしたのか、商品を納めた
のかは納品書で分かりますよ。僕ら、控えや資料を見て請求書を作成していますよね。
で、それを保管した納品書と照合して……。
結局、同じ情報を何度も確認してるだけです。そんなんじゃ、そりゃミスも出ますよ」
杉本は腕を組み、口を開きかけたが、田中の言葉が続く。
「それにこれ、得意先だって困ってるんじゃないですか?うちの請求書が間違ってると、
向こうも確認作業が増えるし。。何度もやり取りしてたりするんですよね。」
田中の率直な指摘に、杉本の表情が少し緩んだ。
「……確かにそうだな。電子請求システムを導入すれば、少しは楽になるのかもしれない」
「いや、僕も考えたんですけど、電子請求にしても紙がなくなるだけで、結局やることが
同じなら意味がないんですよね。ただ手段が変わっただけというか。。」
田中の言葉は冷静だが鋭かった。杉本は一瞬黙り込み、再び腕を組んで天井を見上げた。
「うーん……確かに、君の言う通りだな。もっと根本的な見直しが必要かもしれない」
その言葉に田中はほっとした表情を浮かべた。部長との間に漂っていた緊張感が少しだけ
薄れ、会議室の空気が和らいだ気がした。
それから数日後、田中は「エダハ」というシステムをネット上で見かけた。
「ふむふむ、、請求工程がなくなる?・・・これだ!」
田中は目を見開き、立ち上がったかと思うとその足で杉本の元へ向かった。
エダハは取引先への納品完了時点で自動的に請求書を作成します。
取引先と相互に承認した内容から請求書を作成するため、実績と請求内容に乖離はありません。
またそれゆえに照合の必要もありません。
つまり請求工程が全自動のため、次のメリットが!
・請求書作成時のミスがない
・請求書の発行、送信の必要がない
・納品書との照合の必要がない
請求書を間違って作成してしまった、請求書の照合がめんどくさい、そもそも請求がめんどくさい!!
そんな経験がある方はぜひ
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